わが国の産業はめざましい発展を遂げ、経済大国とまで言われるようになりました。
反面、その急激な社会の変動の波に乗り切れず、経済成長の影になり、発展の恩恵に浴することも少ない障害者が必死で生きていることを忘れてはならないと思います。
また、国際障害者年を契機に在宅福祉にスポットが充てられ、理想的な形での福祉対策が展開されておりますが、障害の程度が重いことや、両親の高齢化、核家族化、扶養意識の変化等により在宅にあっては、十分な介護、訓練が受けられない障害者が不安な毎日をおくっていることも事実です。
このような障害者を対象に共々の生活を通して家庭的な暖かい雰囲気で包み込み、一人一人が生きる喜びと働くことの意義を感じ取らせるような、そんな施設を作ってみたいということからうまれたのがこの佐白の館です。
皆様の力で希望の光を送り続けてください。